継続的デリバリーシステム PipeCD の最新のプロダクトアップデート情報がリリースされています。
注目すべきアップデートの一つとして、Helm 3.8.0から導入されたチャートのOCI registryへの対応があります。
Helm 3.8.0のOCIレジストリをサポート
OCI(Open Container Initiative)ではコンテナイメージ配布の標準化の活動を進めていましたが、現在はコンテナイメージだけではなく、Helmチャートのようなアーティファクトも保存できるようになっており、より汎用的なアーティファクトレジストリです。
従来、HelmのレジストリをホストするにはGCSやAmazon S3といったオブジェクトストアをバックエンドにするといった様々な手法が存在していて、セットアップや運用の手間がありました。
Helmチャートのようなアーティファクトの保存・参照方法として、GitHub Container RegistryがOCIに対応しているのはアプリケーション開発者にとって大きなことです。これにより、GitHub Container RegistryをHelmチャートのレジストリとして利用が可能です。
PipeCDもHelm 3.8.0のOCIレジストリ対応をサポートし始めました。Adding a Helm chart repository or registryを参照してください(ちなみにPipeCD自身もGitHub Container Registryにホストされています)。
#nodatabase world
かつてPipeCDのControl PlaneはRDBやDatastoreに依存していましたが、クイックスタートしたい場合にこれらのミドルウェアを準備するのは大変です。そこで、これらのミドルウェアを必要としないFileDBを用意しました。この機能はPipeCDをトライするまでにリードタイムを大幅に短縮してくれます。
PipeCDプロジェクトは #nodatabase な世界における野心的な成果を狙っています。
PipeCDでは、その雰囲気を体験してもらうためにライブデモを用意しています。ぜひ体験してみてください。