こんにちは、@stormcat24 です。この度、Developer Productivity室(DP室)では、正式にDeveloper Productivity Engineer(DPE)としての募集をオープンしました。
以前は採用してなかったのか?と言われるとそうではなく、ソフトウェアエンジニア(バックエンドエンジニア)の中でのオープンポジションの1つとしてDP室の募集があった、くらいの温度感です。
DP室は2020年秋から活動しており、開発プロセス・ソフトウェアデリバリといった領域をメインに活動しています。Developer Productivityを掲げてはいるものの、どこかそのラベルにイマイチしっくり来ていなかったことも事実です。
違和感の理由としては、
- そもそも主語が大きい
- DPの定義やスコープが各々や組織によって異なる
- SRE(Site Reliability Engineering)ほど明瞭ではない
- 語感
そういうこともあり、しばらくは市場動向を見ながらこのラベルを維持してきた感じです。
ただ、最近は国内外でDeveloper Productivity、もしくはDeveloper Productivity Engineering(DPE)といったイベントやJDを見かけることが増えてきました。
今年Gradle社が開催したDPE Summitがまさにそれで、LinkedIn/Meta/Netflix/Uber等のリーディングカンパニーがスポンサーに名を連ねました。
日本国内でも、デブサミ2022夏のメインテーマとして開催されていたことも記憶に新しいところです。
これらのカンファレンスでは、非常に多岐に渡るドメインで発表が行われていましたが、どの発表にも共通することは「組織の開発スピードを阻害する要因を取り除く」ことで、そこに技術・デザイン・チームビルドといったアプローチの違いはあれど、仕組みを再開発するといった点では同じです。
様々な発表や文献に触れるにつれ、共通の価値観のラベリングとして、DPもしくはDPEがあるのは良いなと思い始めました。
主語の大きさにより、カンファレンスをやるとかなりのごった煮感は出てきますが、逆に自分たちが注力できていない(もしくは注目すらしていなかった)分野に対する発見が起きて、発想を広げられるのも逆に良いなと思います。
少しずつですが、DP/DPEという領域の認知も広がりつつあるということで、我々DP室としても改めてDeveloper Productivity Engineering(or Engineer)を推し進めて行きたいところです。
企業として取り組んでいくという宣言も込めて、今回改めてJDをDPEとして明確に打ち出してみました。