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Developer Productivity室 は、サイバーエージェントグループにおける事業開発の開発生産性(主にソフトウェアデリバリー領域)を大きく前進させるべく設立された専門組織です。社会情勢やメディア領域の不確実性もあり、以前にも増してサービスを成功させる難易度は高まっています。これまでのように個々のスキルやチーム戦力だけで市場で成功していくことは難しくなっており、組織的に仮説検証や開発生産性を進化させ、圧倒的な精度と物量で賢くサービス開発を行っていかなくてはなりません。

Developer Productivity室では、開発生産性向上のためにソフトウェアの一連のデリバリープロセスの改善に着目しています。「LeanとDevOpsの科学」では「ソフトウェアデリバリのパフォーマンスは組織全体の業績に重要な影響を及ぼす」と述べられていますが、メディア管轄はもちろん、サイバーエージェントグループ全体で見ても、事業開発に携わる技術者が本質開発に集中しきれている状態であるか?と問われた場合、自信を持ってYESと言える状態ではありません。

ただ、そこに大きなポテンシャルがあります。ソフトウェアデリバリサイクルを大きく改善できれば、より多くの施策を実施・検証できたり、新たな事業を素早く創出するチャンスも増えます。これが組織的に実現できたとき、個々やチームの技術力がシナジーとなり市場でも傑出した競争力が発揮できるでしょう。

我々は、次の「短いリードタイム」「頻繁なデプロイ」「安定したリリース」という指標を高めることを重要視しており、この3つの指標の改善こそがソフトウェアデリバリのパフォーマンス改善と等価であると考えます。

ソフトウェアの開発においてコーディングに費やす時間は我々が考えているよりも短く、実際はデリバリやテスト、QAや検証といったプロセスに大きく時間を取られます。3つの指標が成熟した状態で高められた場合、2週間かかっていたソフトウェアデリバリプロセスであれば、これを2時間程度に圧縮できる可能性を秘めています。そして、これは事業開発に大きな効果を生み出します。

これまで、このような活動がまったくされていなかったわけではありませんが、あくまでチーム内に閉じた活動がほとんどでした。自己の裁量に任されたサイバーエージェントの技術者文化は強みでもありますが、同時にスケールデメリットも生み出します。裁量を担保しながらも、一定の統率を図ってDeveloper Productivityに一枚岩で取り組む時期が来たと考えています。

Developer Productivity室は、サイバーエージェントグループの各プロダクトが、事業開発にポジティブな影響力を発揮できるような活動を率先して行い、Developer Productivity領域における市場のトップランナーとなるべく推進・実行していきます。

VISION

開発者と事業がスケールし続けるための高い生産性と品質を生み出す原動力になる

CORE VALUES

  • 小さくならず、野心的なプラクティスを創出する
  • ユーザーとの強い信頼性を築き、共に成長し続ける
  • 一人一人がDPのトップランナーを目指す